- モッツァレラチーズ
- タレッジョ
- ゴルゴンゾーラ
- パルミジャーノレジャーノ
- EXVオリーブオイル
【全チーズ愛好家へ捧ぐ】クアトロフォルマッジ(4種のチーズPizza)
ナポリPizzaの中でも有名な「クアトロフォルマッジ」
イタリア語で「クアトロ」は「4、4つ」、「フォルマッジ」は「チーズ」という意味
その名の通り、個性豊かな4種類のチーズがトッピングされたPizza
チーズの種類に決まりはなく、定番は下の4種類
青カビチーズのゴルゴンゾーラ
ハードチーズのパルミジャーノレジャーノ
ウォッシュチーズのタレッジョ
フレッシュのチーズモッツァレラ
当店もこの4種類のチーズを使用
元チーズ職人のオーナーが全体のバランスにこだわって選びました🧀
【クアトロフォルマッジがメニューに加わるまで】
2015年にフラノマルシェ2でziziはオープン。当初から「クアトロフォルマッジはありますか?」とお客様から聞かれることが多かったです。
元チーズ職人のオーナー(父)はお客様からの要望に応えたく、クアトロフォルマッジのメニュー化を熱望🔥🧀🍕🔥
しかし、じゃじゃ馬店長(長女)と裏CEO(オーナー妻)はブルーチーズがあまり得意ではなく、自分が好きではないものを売りたくないと反対✖
月日は流れ、2018年移転することに決定。
じゃじゃ馬店長(長女)と裏CEO(オーナー妻)は準備期間中に食品メーカーの展示会へ参加。そこで、話の流れからブルーチーズを試食。
「え?待って。ブルーチーズってこんなにおいしいかったの?」
期待していなかっただけに、ブルーチーズのおいしさに衝撃😱
一口でブルーチーズへの固定概念が覆された2人は
「このブルーチーズならクアトロフォルマッジをメニュー化してもいいかな」と心変わり
それからオーナー(父)は、クセのあるチーズが好きなお客様も満足でき、私たちのような初心者でも食べやすいよう、このブルーチーズとモッツアレラチーズと相性の良い他2種類のチーズを厳選。
どのチーズもしっかりと個性があり、お互いを引き立てあう絶妙なバランスに♡
そのままでも十分おいしいけれど、オーナー(父)のおすすめのお召し上がり方は
「ハチミツをかける」スタイル。
ハチミツをかけることで、全体がまろやかになり、また違ったおいしさを楽しめるからだとか。
ちなみにじゃじゃ馬店長(長女)もハチミツをかける派で、赤ワインも欲しい派🍷笑
2人のわがままで仲間外れになっていた「クアトロフォルマッジ」。
移転後のオープニングメニューから仲間入りし、今となっては当店のスター🌠
※イートインではハチミツをご提供しています。テイクアウトではお付けしていません。
※ハチミツは1歳未満のお子様には絶対に与えないでください。
【食材ごとのこだわりPoint】
◎ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ・ピカンテ)
ブルーチーズは牛乳や羊乳などに、青カビを加えて熟成させたナチュラルチーズです。
内側に穴をあけてカビを繫殖させて作るため、大理石のような断面がみられます。
ブルーチーズにはゴルゴンゾーラ・ロックホール・スティルトンの「世界三大ブルーチーズ」があります。
ブルーチーズといえば、あの独特な香りと塩気が強い濃厚な味わいが特徴です。
当店はゴルゴンゾーラを使用しています。イタリアのゴルゴンゾーラ村が原産地で、マイルドな甘みと塩気があります。
クリーミーな味わいで、ブルーチーズの中でも最も食べやすいことから、ブルーチーズ初心者にも人気があります。ゴルゴンゾーラの中でも青カビが多い「ゴルゴンゾーラ・ピカンテ」と青カビが少ない「ゴルゴンゾーラ・ドルチェ」という2つのタイプに分かれます。当店は「ゴルゴンゾーラ・ピカンテ」を使用しています。程よい塩気でチーズ本来の甘みがより感じられるので、最後まで飽きずに食べ進められます。
◎ウォッシュチーズ(タレッジョ)
ウォッシュチーズは、チーズの外皮を塩水や酒で洗いながら熟成させるチーズのこと。このチーズの特徴は外皮の強い香りと中身のマイルドな味わいです。
当店はタレッジョというイタリア北部の代表的なウォッシュチーズを使用しています。
外皮は粘性があり、オレンジ~赤茶色をしています。中身は弾力があり、ねっとりとした食感です。まろやかなミルクの味わいで、初めての方でも食べやすいチーズです。強い香りがしますが、クワトロフォルマッジの中に入るとあまり気にならず、むしろコクが出て、他のチーズの個性をより引き立たせます。
◎ハードチーズ(パルミジャーノ・レジャーノ)
ハードチーズは、製造過程で水分を少なくした(水分が38%以下)、大きく重量のあるチーズです。6~10ヵ月ぐらいじっくりと寝かせるため、非常に硬質で、濃厚な旨みのあるチーズに仕上がります。
元々はグラナパダーノチーズというハードチーズを使用していたのですが、今はパルミジャーノ・レジャーノを使用しています。私たちは「安心・安全なPizzaを1人でも多くの方へお届けしたい」という想いから、食品添加物が入っているものは極力使用していません。そのため、グラナパダーノチーズの製造過程の中で鶏卵由来の「卵白リゾチーム」が添加されることがわかった時、少し材料費は上がってしまうけれど、卵白リゾチームが含まれない「パルミジャーノ・レジャーノ」へ変更しました。
パルミジャーノ・レッジャーノは、北イタリアの特定地域で生産されたチーズで「イタリアチーズの王様」と呼ばれるほど人気の高いチーズです。
伝統的なチーズを守るために、パルミジャーノ・レッジャーノ協会は、熟成期間中に厳重な検査を行い、その上で約2年かそれ以上の長い熟成に適しているものを“Parmigiano Reggiano”(パルミジャーノ・レッジャーノ)としています。当店では3年熟成のものを使用しています。
熟成が進むとアミノ酸が結晶化して、じゃりじゃりとした食感と、しっかりとした旨味と豊かな香りが感じられます。
◎モッツァレラチーズ
Pizzaにのせているチーズはイタリア産のモッツァレラチーズを使用しています。
オーナー(父)は元チーズ職人で、モッツァレラチーズ製造をしていたこともあり、チーズにかける思いは人一倍だと自負しています。
オープン前BESTなチーズを選んでいたところ、半月で約50万円のチーズ代の請求がきたこともありました。
今使っているモッツァレラチーズはイタリアの伝統的な製法で作られたものです。チーズを切った時に甘―い乳汁がぶわーっとたくさん出てきて、とてもみずみずしくフレッシュな味わいです。
◎Pizza生地
ナポリPizzaの国際規約を遵守して、材料は小麦粉、塩、イースト、水のみです。
砂糖、油脂、卵は使用していません!
ナポリPizzaは生地を楽しむ食べ物と言われるほど、生地が本当に重要です。
どんなにトッピングの素材にこだわっても、生地がイマイチだと、おいしく食べ進められません。
今の生地にたどり着くまでに紆余曲折ありました…。
オープン3日前まで生地が決まらず、オーナー(父)は焦り、スタッフはヒヤヒヤしながら見守ることしかできませんでした。生地が決まってからは最終調整をギリギリまで行い、ドタバタした中でziziはスタートしました。
同じ品種の小麦粉でも、練る時間や水温、その日の気温・湿度などによって変化します。季節によって色々と変化する要素がある中で、いつもと同じ生地に仕上げるのに日々苦戦しました。
やっとたどり着いたナポリPizza特有の
外はカリッ、中はモチッとした食感。
ぜひお口の中でナポリを感じてください♡