- 富良野産とうきび(北海道産バター炒め)
- サルシッチャ
(イタリアの超あらびきポークソーセージ) - モッツァレラチーズ
- パルミジャーノレジャーノ
- EXVオリーブオイル
【KIDS人気No.1👑】とうきびのPizza
とうきびは、北海道の方言で「とうもろこし」のこと🌽
スーパーや道路横の野菜直売所で見かけるようになると、私たち夏の訪れを感じます。
富良野のとうきびはとても甘く、みずみずしくてジューシー。
そのとうきびを北海道産バターで炒めて、Pizzaにたくさんのせました。
とうきびの相棒にはサルシッチャ(イタリアの超あらびきポークソーセージ)をトッピング。
一口食べるごとにとうきびの甘みとジューシーなサルシッチャが口の中に広がります。
ちょっと嬉しいお話☺
当店は小さなお店ですが、ありがたいことに日本全国や海外からの観光のお客様も来店していただいています。
中でもとうきびの甘みに感動したというお声をいただきます♡(農家さんに感謝です!)
お子様連れのお客様からは
「いつもは食が細いのに、このPizzaはいっぱい食べた」
というお話をたくさん伺うほど、お子様にはダントツの人気を誇っています。
じゃじゃ馬店長(長女)の娘も2歳からとうきびのPizza一択。
富良野の夏を代表するとうきびのPizza
ぜひお楽しみくださいませ🌽
【とうきびのPizza 誕生秘話】
このPizzaはオープン当初からありますが、私たちが思い描いていた今のとうきびのPizzaにたどり着くまで2~3年かかりました。
初めはとうきびと生クリームを使用した「ピッツァ エ マイス」という、実際にナポリでも食べられているPizzaを販売。
「Pizzaにチーズが無いなんて!」「生クリームをPizzaの上にのせるとか信じられない」という声が多く、なかなか売れなかったので、泣く泣く販売終了。
(じゃじゃ馬店長(長女)個人としては、ピッツァ エ マイスはTOP5に入るくらい好きです)
そこから、次のとうきびのPizzaは「塩ゆでしたとうきびを包丁で芯から切ったものをバターで炒めてトッピングしよう!」というくらい簡単に考えていました。
しかし試作をしてみると、包丁で芯から切り離しただけで大量の水分がバット一面に広がっていました。
水分はPizzaの大敵です。
とうきびの水分を逃さないようにするには?と考え付いた方法が
「手作業で1粒ずつ芯から外す」でした。
とても非効率な方法で再度チャレンジ!
始めて数分もしないで、「ギャー!」という悲鳴とともにギブアップ。
とうきびの皮が柔らかすぎて、粒が潰れてしまいました…。
悲鳴はとうきびから飛び出た水分が顔にかかった時のものでした。
農家さんにお話を伺ったところ、今の主流品種は皮がやわらかいのが特徴のようでした。
粒が潰れずきれいに取れたとうきびとサラミで「とうきびのPizza」として商品化しました。
でも諦めきれなくて、「粒が潰れにくいとうきびを作っている農家さんがいたら紹介してほしい」と知り合いの農家さんに会う度に話していましたが、なかなか巡り合えず…。
今のままの方法でやるしかないと思っていました…
オープンしてから3度目の夏。思いがけない出来事が。
当店のとうきびのPizzaをご購入していただいた農家さんから、
「うちのとうきび、良かったら使いませんか?」とお声がけいただきました。
今までの経緯を話して、粒が潰れにくいとうきびを探していることを伝えると
「もしかしたら探していたタイプかもしれないよ。」と返答。
いざ試作!茹でたとうきびが指でぽろぽろ取~れ~る~!
バターで炒めた後でも、とうきびから水分がほとんど出な~い!
Pizzaにのせて試食すると、噛んだ瞬間にとうきびから水分が溢れ、すごく甘く、みずみずし~い!
これは感動体験と言っても過言ではないくらい、私たちにとっては大きなことでした。
やっと思い描いていたとうきびのPizzaの出来上がり。
今では毎年夏になると、1年分のとうきびを仕込みます。
夏はお店も作物もピークの時期。
大忙しだった日の夜、茹で終わった大量のとうきびを見て、泣きそうになることもあります。
徹夜をしたり、休日返上でとうきびを1粒ずつ芯から外していると、親指の感覚が無くなり、指や手首はけんしょう炎にもなります。
それでも手作業にこだわるのは、とうきびの甘みを逃さないための重要な作業だからです。
【食材ごとのこだわりPoint】
◎富良野産とうきび
とうきびは農家さんに収穫してもらったその日に茹でています。
とうきびは鮮度が命!茹でるのが1日でも遅くなるだけで、甘みが落ちます。
そして、とうきびの旬と私たちの繁忙期は同時期にやってきます…。
真夏の厨房は大変暑いのですが、とうきびを茹でている時は暑さMAXです。
どんなに疲れていても、とうきびの収穫があった日には必ず行っています。
誕生秘話の中でも少しお話したのですが、とうきびを芯から外す時は全て手作業で行っています。
包丁を使い芯から切り落とすと、胚芽はほとんど芯に残ってしまいます。
さらに切り口から水分が出てしまい、Pizzaのトッピングには不向きになります。
しかし1粒1粒手作業で外すと、胚芽までしっかり取れます。
むしろ、胚芽を取るために手作業にこだわっていると言っても良いくらい。
とうきびの胚芽にはリノール酸、ビタミンB群、食物繊維、鉄分、亜鉛が豊富に含まれています。
よく熟しているとうきびの胚芽は茶色や黒色をしていますが、それを知らないお客様は胚芽部分を残す方もいらっしゃいます。
栄養素がたっぷりなのにもったいない!
私たちは胚芽を取るために、奮闘しています。
なので、とうきびは全部食べてもらいたいです!
(↑とうきびへの愛が重い‼ごめんなさい😅)
◎サルシッチャ
サルシッチャとはイタリア語で「腸詰め」という意味で、食材を腸詰めしたもの全般のことをいいます。
日本では超粗挽きの豚ひき肉をハーブなどと一緒に腸詰めしたものが主流です。
パスタやPizzaなど、イタリアの食卓にはよく登場する食材です。
ドイツのソーセージとの違いは2つあります。
1つは腸詰めする際のひき肉の状態です。
ドイツのソーセージはペースト状になるまで練っていますが、サルシッチャは超粗挽きのまま腸詰めします。
2つめは加熱の有無です。
ドイツのソーセージは腸詰めした後、燻製・加熱をしていますが、サルシッチャは燻製・加熱をしません。当店ではハーブが苦手なお客様にもご提供できるよう、ガーリック風味のサルシッチャを使用しています。
噛んだ瞬間に溢れる肉汁はサルシッチャならでは!
他のソーセージでは感じられない肉感をお楽しみください!
※小さいお子様でも食べやすいよう、小さく切っています
※当店で使用しているサルシッチャには添加物が含まれています
◎Pizza生地
ナポリPizzaの国際規約を遵守して、材料は小麦粉、塩、イースト、水のみです。
砂糖、油脂、卵は使用していません!
ナポリPizzaは生地を楽しむ食べ物と言われるほど、生地が本当に重要です。
どんなにトッピングの素材にこだわっても、生地がイマイチだと、おいしく食べ進められません。
今の生地にたどり着くまでに紆余曲折ありました…。
オープン3日前まで生地が決まらず、オーナー(父)は焦り、スタッフはヒヤヒヤしながら見守ることしかできませんでした。生地が決まってからは最終調整をギリギリまで行い、ドタバタした中でziziはスタートしました。
同じ品種の小麦粉でも、練る時間や水温、その日の気温・湿度などによって変化します。季節によって色々と変化する要素がある中で、いつもと同じ生地に仕上げるのに日々苦戦しました。
やっとたどり着いたナポリPizza特有の
外はカリッ、中はモチッとした食感。
ぜひお口の中でナポリを感じてください♡
◎モッツァレラチーズ
Pizzaにのせているチーズはイタリア産のモッツァレラチーズを使用しています。
オーナー(父)は元チーズ職人で、モッツァレラチーズ製造をしていたこともあり、チーズにかける思いは人一倍だと自負しています。
オープン前BESTなチーズを選んでいたところ、半月で約50万円のチーズ代の請求がきたこともありました。
今使っているモッツァレラチーズはイタリアの伝統的な製法で作られたものです。チーズを切った時に甘―い乳汁がぶわーっとたくさん出てきて、とてもみずみずしくフレッシュな味わいです。